
| 中国山地の「たたら」製鉄 |
| 「たたらとは」 | |||
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中国山地で古くから営まれていた製鉄技術で、中国地方の花崗岩が風化してできた真砂土の山を崩し、その中に含まれている砂鉄を流水によって選り分けます。 この砂鉄と木炭を原料とし、粘土で作られた炉で過熱し、酸化鉄である砂鉄から木炭が酸素を奪い、鉄を生み出します。このことを「たたら」といいます。 |
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| 鉄穴(かんな)流し | ||
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山を崩して真砂土から「たたら」製鉄の原料の砂鉄を取り出すことを鉄穴 (かんな)流しといいます。 花崗岩が風化してできた真砂土の中で砂鉄は他の鉱物より最も重く、水の流れに真砂土を流すとまっ先に重い砂鉄は沈み、底にたまります。 砂鉄以外のものは水の勢いに流され下流にたまります。この行程を何度か繰り返し、砂鉄を取り出します。 砂鉄は一回の操業に約1.3トン使われたそうです。 |
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| 比重選鉱法 | ||||
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| 洗い池 | 洗い池から真砂土を流す | 選別する水路 | 選別(かんな流し) | 黒い物質が砂鉄 |
| 炭 | ||||||||
炭は「たたら」製鉄の中で大切な働きがあります。一つは炉の中で砂鉄がとけるまで温度を高めます。 鉄のとける温度は約1600℃です。もう一つの働きは、砂鉄(酸化鉄)から酸素を取り除く働きをします。またできた鉄を加工するのにも使われます。 一度の操業に使われる炭は砂鉄約1.3トンに対して炭は同量の約1.3トンを必要としました。ちなみに一回の操業で1haの森林が必要とされていました。 |
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加計隅屋「鉄山絵巻」より | |||||||
| 操業 | ||||||
| 操業前に近くの金屋子さん(神社)で村下(技師長)をはじめ関係者が操業中の安全を祈願し参拝し、いよいよ操業開始です。 充分炉が乾燥し高温になって砂鉄と炭を交互に入れていきます。これを三日三晩、不眠不休で行います。 特にふいご番(炉に空気を送る作業)は、重労働です。 |
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| 炉の地下構造 | たたら製鉄の操業 | |||||
| ふいご | ||
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炉に空気を送る送風装置です。天秤ふいごが中国地方で独自に開発され、鉄の生産量が飛躍的に増加しました。。 |
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| 鉄の加工 | |
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| 玉鋼 | |
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| 大銅場 | 銑鉄(ズク鉄) |
冷えたけらを大銅場に運び、1トン近くあるおもりで砕いていきます。 ここでおおざっぱに玉鋼(日本刀の材料)と銑鉄(釜や農耕機具、建築の材料)とに分けます。 |
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| たたらによる鉄製品 | |
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| 美術刀剣 | 鉄瓶 |
| たたら製鉄と信仰 | |
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たたら製鉄は中国大陸から朝鮮半島を通じて日本に伝わった製鉄技術ですが、 日本の西日本で独自の発展をした技術でもあります。その長い歴史の中で操業中に水蒸気爆発があったり、危険を伴う作業でもありました。 この製鉄技術を白鷺が桂の木にとまり伝えたということから、たたら製鉄を行う所では必ず、金屋子さんを奉り、桂の木を植え、操業中の安全祈願をしていたそうです。 |
| 金屋子神社と白鷺 | |